東北地方太平洋沖地震支援活動のご報告
避難所や被災地での生活は、色彩に乏しく色とりどりの布を目にしただけで、笑顔が溢れていたのがとても印象的でした。生活だけで精一杯の日々の中、何かを作り上げる喜びを久しぶりに体験され、作品の完成に近ずくとともに、参加した皆様の笑顔が増え、私たちも感銘を受けました。これからの支援は精神的支援と自立支援であると強く感じた次第です。子供たちには、支援する心を持った多くの人がいることを知って戴ければ幸いです。また、大人の方には何かを作り上げる作業を通じて自立の足がかりを掴んでいただくきっかけになれば嬉しく思います。
 報告者 聖路加国際病院 松井瑞子（写真中央） |
 今だ瓦礫と残骸が残る街  片付きはされたものの復興というには程遠い印象 |
| 宮城県石巻市「門脇中学校避難所」 | |
 様々な布や糸・毛糸・ボタン・リボンなどを使って好きな物を作る Happy Doll Projectという活動をしました |
 大人の方も「こんな物は全て流されてしまったから、、、、」と仰って 楽しそうにクリスマスのリースを制作されました |
| 宮城県女川市「総合体育館避難所」 | |
 子供たちはお守りを作りたいという要望が多く、 やはり何か思うところがあるのだと、、、、感じました |
 大人の方はお揃いの針刺しなどそれぞれ思い思いのものを 制作して会場が賑わいました |