パスツール研究所との出会い昨年2月パリを訪問した際、娘婿の従兄弟のM. Okabeが20−30年以前にフランス人女性と出会い、結婚してパリに住んでいるので会ってきて、と娘に頼まれた。そこで、モンパルナス駅の方から15区のrue de Vaugirardを歩いていたところ、途中偶然にもパスツール研究所の前を通りかかった。煉瓦建の美しい建物が、その時、印象に残った。Okabeさんと食事をしてから、二人で研究所へ行き、内部もゆっくり見学し、パスツール博士の医学に対する貢献、研究所のその後の医学の研究者育成活動などに思いを巡らせた。帰りしなに、研究所正面 にパスツール博士の頭部の彫像が飾られているのを発見して、美しい建物と合わせて、これは絵になるなと思った。 パスツール研究所といえば、パリクラブ(日仏経済交流会)の元会長 渡辺昌俊氏と副会長 副島 勲氏が、日本のパスツール研究所支援協会(現日本パスツール協会)の設立運営にあたっておられる所。 それに同会の設立パーティなどに、私も出席したことがある。 それに、暁星高校の同級窓生の河井克仁(医学博士 埼玉 医大元教授)、大村敏郎君(医学博士 慶大医学部元教授)が、若い時代にパスツール研究所に留学したことがあり、私がパリ駐在中も彼等がパリに来て会った折、何処かななんて思っていた。そこで、いろいろと縁があるパリのパスツール研究所を、こんな風に絵にしてみたのでした。
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